説明
ドイツの物理学者ツェルナーが1860年に報告した錯視図形です。赤い太い線分はそれぞれ少し傾いて見えます。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、2枚目の画像に進めてみましょう。青い細かい線分を消すと、赤い線分は互いに平行であることがわかります。赤い線分と青い線分のなす角度が10度~30度の時に、錯視効果が最も強くなります。「角度の過大視」と呼ばれる現象が関連していると考えられます。つまり、赤い線と青い線のなす角度が、実際よりも少し大きく見えるのです。そのような効果が、赤い線分全体に広がり、錯視効果があらわれています。このような角度の過大視は、「傾きの対比」や「ヘリング錯視」においても観察できます。
デモについて
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