説明
三つめのフレイザー錯視です。LIFEという文字が、左右に傾いているように見えます。しかし、文字を形づくっている線分の輪郭はすべて、垂直か水平に描かれているのです。で「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして2枚目の画像に進むと、それぞれの線分の輪郭がどのように描かれているか、確認できます。
「フレイザー錯視(渦巻き)」で説明したように、傾いているのは、線分を形づくっている、白と黒のパターン、つまり「フレイザーのねじれたヒモ」なのです。
「シンプルLIFE」は、名前の通り、他の二つのフレイザー錯視図形(「渦巻き」「LIFE」)に比べるとシンプルに見えます。それは、背景のチェック模様がないからです。それでも、錯視はしっかり見えます。フレイザー錯視に重要なのは、背景のチェック模様ではなく、「フレイザーのねじれたヒモ」であることがよくわかる錯視図形です。
参考文献
- 「錯視図形 -見え方の心理学-」 今井省吾 サイエンス社(1984)
デモについて
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