説明
黒い長方形に隠されて、その一部分だけが見える赤い線分は、実際はまっすぐなのですが、上下でずれているように見えます。これがポッゲンドルフ錯視です。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、2枚目の画像に進んで確かめてみましょう。
さらに「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、3枚目の画像に進むとポッゲンドルフ錯視に関するクイズがあらわれます。上に頭が見えている赤い線分の先は、黒い長方形の下に飛び出している5本のうち、どれでしょうか?多くの人はいちばん左と答えるのではないでしょうか。実際は左から2番目です。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、4枚目の画像に進んで確かめてみましょう。
錯視の理由は、「角度の過大視」です。つまり、赤い線分と黒い長方形の辺との交わる角度が過大視されているのです。「へリング錯視」や「ツェルナー錯視」とも関係が深いといえます。ドイツの物理学者ツェルナーが描いた図形に錯視効果があることを、同じ国の物理学者ポッゲンドルフが発見したため、「ポッゲンドルフ錯視」と呼ばれています。1860年のことです。この錯視は、長方形と直線との角度が30~45度で最も強くなります。
デモについて
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