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錯視ポンゾ錯視

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説明

2本の線分の長さを比べてみましょう。上の赤い線の方が長く見えませんか。しかし実はどちらも同じ長さです。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、2枚目の画像に進み、周りの三角形が消えると、同じ長さであることがわかります。

「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、3枚目の画像をみてみましょう。今度は、黄緑色の三角形が反転します。このときには、線分の長さはどう見えますか?下の黒い線分のほうが少し長く見えませんか?「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、4枚目の画像に進み、周りの三角形が消えると、線分の長さは同じであることがわかります。

「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、5枚目の画像に進むと、線路の絵が現れます。赤い2本の線分の長さを比べると、上の方がすこし長く見えます。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、6枚目の画像に進み、背景が消えると、こちらも線分の長さは同じであることがわかります。

この錯視は、1928年にポンゾというイタリアの心理学者が考案したものです。これはしばしば遠近感にからめて説明されます。例えば三角形の2辺が、遠くへ伸びている線路だと想像してみて下さい。すると、最初の図形の場合、上が地平線の方向になります。その線路の間に置かれた2本の棒が同じ長さに見えたとしたら、実際は遠くにある方(上)が長いわけですよね。このような遠近感が錯視をひき起こしているというのです。

  奥行き情報が錯視を生じさせていることから、「ミュラーリヤー錯視」や「オービソン錯視」とも関連性があると考えられます。

参考文献

  • 答えはひとつじゃない!想像力スイッチ 1.ほかの見え方はないかな? 竹内龍人・下村健一 汐文社 2020年
    (「8. 並んだ2本、どちらが長い?」でポンゾ錯視の強力なバリエーションが見られます)

デモについて

  • デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。

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