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錯視明るさの対比2

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説明

強力な明るさの対比効果を紹介します。まずは、月のように見える二つの円の明るさを比べてください。左の円の方が明るく見えると思いますが、これは目の錯覚です。ほんとうに明るさが違うのかどうか、「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして、2枚目の画像に進んでみましょう。

背景がなければ対比効果が消えてしまい、二つの円が全く同じであることがわかります。この錯視図形では、雲のようなパターンが円の上にかかっているという立体的な構造をみてとることができます。明るさの対比には、このような立体的な印象が重要であることがわかります。

「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして3枚目の画像に進みます。この例では、背景は一様ではなく、いろいろな明るさのタイルがちりばめられています。二つの四角形の明るさを比べると、左の方が明るく見えます。その効果は、背景が一様な場合(明るさの対比)よりも強くなっています。

どちらが明るいか、といった一見とても単純なことを行う場合であっても、脳はとても複雑な計算をしていることが、これらの例からわかります。「ベナリーの十字」や「コフカのリング」、「スネーク錯視」を合わせてごらんください。

参考文献

  • Gilchrist A, Kossyfidis C, Bonato F, Agostini T, Cataliotti J, Li X, Spehar B, Annan V, Economou E. (1999) An anchoring theory of lightness perception. Psychological Review, 106, 795-834.
  • Anderson, B & Winawer, J. (2005) Image segmentation and lightness perception. Nature, 434, 79-83.

デモについて

  • デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。

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