説明
まずは上段にある、左右の赤色を比べてみましょう。左側はオレンジがかった赤色、右側は青みがかった濃い赤色に見えます。次に、下にある緑色を比べましょう。左側は黄緑色、右側は青みがかった緑色に見えます。
このように、左右で赤色、緑色はそれぞれ全く違って見えます。ところがほんとうは、赤色、緑色とも、左右でまったく同じなのです。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして2枚目の画像に進むと、各色の上に乗っている格子(こうし)が移動します。実際の色を比べてみましょう。
1970年に報告されたムンカー錯視は、「ホワイト錯視」と深く関連しています。「ホワイト錯視」に色をつけたものがムンカー錯視です。ホワイト錯視と同様に、対比現象と同化現象がこのような強い錯視を生み出していると考えられます。格子が手前にあり、色のついた部分が背後にあるという、奥行き(三次元)の情報にもとづいて、色の対比が生じている、という仮説があります。
デモについて
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