説明
まずは、最初の画面の中心(黒い点)を、目をそらさずに20秒ほど見てください。ほどよいところで、「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして2枚目の画像に進んでください。一瞬、カラー画像が見えませんでしたか?すぐにその印象は消えてしまい、実際に提示されていたのは白黒画像であることがわかります。
「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして3枚目の画像(オランダの風車)に進み、同じように試してみましょう。やはり白黒画像に、鮮やかな色がついて見えたのではないでしょうか。きれいな錯視を体験するためには、画像の観察中には、決して目を動かさないことです。
このデモは、ひとつ前の「色の残効」デモの発展版です。「色の残効」実験を繰り返せば、ある色を見続けた後で、無彩色(灰色、白色)を見た場合、どのような色が見えるか、ということがわかります。「色の残効」でも、いくつかの色を試すことができます。その結果を用いれば、このように、白黒写真に「色を見る」錯視図形を作ることも可能になるわけです。John Sadowskiによるお城のデモンストレーションは有名です。ネットで探してみましょう。
では、なぜ、色の残効が表れるのでしょうか?
視覚システムでは、目から入った光の情報は、下図のように、「反対色」に変換されます。
この「反対色チャンネル」の働きのために、白黒画像がカラーにみえる錯視があらわれるのです。「色の残効」で詳しく説明していますので、ぜひごらんください。
デモについて
- デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。