説明
この絵の中には2種類の動物が描かれています。どこにいるか探してみて下さい。「すすむ」を押すか、画像を左にスワイプして2枚目の画像に進めると答えがわかります。
何かを嗅ぎ回るダルメシアン犬と、岩の上にとまったワシが見えたと思います。そうとわかる前に見えていたのは、意味のない陰影や模様だったのではないでしょうか。ここで、もう一度実験です。この絵を再び意味のない陰影や模様として見て下さい。それは可能ですか。かなり難しいでしょう。どうしても犬やワシが見えてしまうと思います。つまり、この絵を見るあなたの視覚は永久に変えられてしまったのです。網膜に映っている絵は同じはずなのに、ボタンをクリックする前と後では、見えるものがちがっているのです。このことからも視覚には脳の高度な機能が関わっていることがわかります。
ここで使われているダルメシアン犬の元となる写真はR.C.ジェームスにより撮影され、著名な視覚研究者であるR.グレゴリーやD.マーにより執筆された教科書に掲載されています。
参考文献
- Gregory, R. L. (1998) Eye and Brain -The Psychology of Seeing-, Oxford University Press.
デモについて
- デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。