説明
苦しげな表情をしたこの恐竜の脚は、いったい何本あるのでしょう。こんな恐竜は存在しうるのでしょうか。
もちろん存在するはずがありません。この恐竜は身体の一部が背景に混じっています。脚が背景になったり、背景が脚になったりしているのです。図と地(背景)というのは物の形や性質、動きなどを把握するのに重要な判断材料です。それがあいまいになってしまったのでは、私たちの目は途方にくれるばかりです。 これはアメリカのシェパードという心理学者が描いた「脚の存在のジレンマ」という絵がもとになっています。その絵では恐竜の代わりに象が描かれていました。柱のようなものでも似たような「だまし絵」を描くことができます。皆さんも挑戦してみませんか。
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