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錯聴ピッチと音脈分凝3

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周波数
繰り返し単位の経過時間
:左側から出る音
:右側から出る音

ステレオスピーカーかヘッドホンで聞いてみましょう。「 デモをためす」をクリックもしくはタップするとデモが始まり、ある音が繰り返し呈示されます。スライダーの値を大きくしていくと、次第に左右別々の音が浮かび上がってきませんか?デモの音を止めるにはスライダーの上にある「Stop」ボタンを押してください。同じ場所に表示される「Start」ボタンを押すと、ふたたび音が流れます。

説明

スライダーの値が1のときの音は、基本周波数100 Hzの第20倍音まで(100, 200, 300, …, 2000 Hz)を含む複合音(調波複合音)です。そのうち、奇数次の倍音成分(100, 300, 500,…, 1900 Hz)が左、偶数次の倍音成分(200, 400, 600,…, 2000 Hz)が右のスピーカから呈示されます。この場合は、左右融合してひとまとまりの音が聞こえやすくなります。

スライダーの値を大きくすると、右から呈示されている偶数次倍音の周波数だけが、互いに調波関係を保ったまま大きくなっていき、左から呈示されている奇数次倍音成分の調波関係から外れていきます。この周波数のずれがある程度以上になると、奇数次と偶数次の成分が別々の音として左右から分かれて聞こえるようになります。

「同時に存在する周波数成分のうち、調波関係にあるものをまとめる」という脳の戦略は強力で、場合によっては空間的な位置の違いの手がかりの効果を打ち消してしまうほどです。
(『音のイリュージョン』p.88)

参考文献

デモについて

  • デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。
  • 錯聴デモを使用される際には、耳にダメージを与えないよう、お使いのデバイスの音量設定を最適な状態にしてからおためしください。

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