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錯視ジター錯視

説明をよむ

パターンの中心にある黄色い円を見つめながら、動画を再生してください。10秒後にパターンの動きが止まります。何が起きるでしょうか。

説明

動画を再生し、中心の黄色い円をじっと見つめてください。周辺の部分が、ちらちらと点滅していますが、中心部分は止まっています。10秒すると全ての動きが静止します。しかし、中心部分がしばらくの間、揺れて見えませんか?これがジター錯視です。ジター(jitter)とは「ブルブル震える」という意味です。

私たちの目は常に動いています。ある点をじっと見続けている場合でも、やはり目は動いています(振動している、というイメージです)。このような目の動きは、当然網膜像の動きをもたらします。私たちが普通、世界が揺れて見えないのは、このような網膜像の動きを補正するしくみ(つまり手ぶれ補正のしくみ)が視覚システムに備わっているからです。

揺れたパターンをじっと見ること(順応すること)により、その補正のしくみが弱まります。その結果ジター錯視では、自分の目のゆれが、順応していない部分で観察されていると考えられます。

参考文献

  • Murakami, I. & Cavanagh, P. (1998). A jitter after-effect reveals motion-based stabilization of vision. Nature, 395, 798-801.

デモについて

  • デモの操作方法については、使用方法のページをごらんください。

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